青春グラフィティ第一章

あれは中１の夏頃、地元富山市で、なんとなく、やんちゃし始めようかなぁ～みたいな時期、友達の家に遊びに行った時だった。

部屋の隣から流れて来た音楽…お兄さんが聴いてたんだな。思いきって聞いてみた「これ何？」って襖越しに言うと、ガサガサガサッスパーン！(襖が開いて)
「あ～んブラックキャッツ言うがぜ!!お前ら知らんがか？」
完全ヤンキーのあんちゃん、なんかおっかねー。４つ上の先輩でもある。そのあんちゃんは、いつもリーゼントしてて、常に煙草とパイナップル臭かった。

それからよく友達の家に遊びに行くようになった。
いつも、聴こえて来る音楽、「キャロル」「クールス」「ブラックキャッツ」「横浜銀蝿」「紅麗威甦」たまに「本田美奈子」…ズルッ(*_*)あれ？

そん中でも自分が特に影響を受けたのは、もう解散してたけど「ブラックキャッツ」だった！音楽性とかはわからないけど、ジャケットに写るそのファッションの斬新さったらない!!頭はぐしゃぐしゃのリーゼント、ライダースの革ジャンに何故かスラックス(ロカパン)、靴はもちろんラバーソウル!!
「なんじゃこれはー(@_@)！」ってなくらい衝撃うけた！
そん時はまだアイテム一つ一つの名前も知らず、「でっかい襟付き革ジャン」とか「厚底靴」て思ってた…おかんに聞いたら「あーそれはロンドンブーツや！」…って、なにけそれー！

つづく